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第21~25番札所report


第二十一番札所 菩提山 穴太寺

『かかる世に 生まれあうみの あなうやと 思はで頼め 十声一声』

亀岡駅から西へ行くと田畑が広がっています。その先の民家が建ち並ぶ奥に穴太寺の仁王門が建立されています。

仁王門は江戸時代中期の再建とされています。若干荒れ果て気味で妖怪が出没しそうな佇まいです。
文武天皇の勅願により大友の古麿によって薬師如来ご本尊に安置し建立されました。
札所本尊は『聖観世音菩薩』で御前立が祀られています。
また、仏師、感世に放たれた矢が、感世が彫った感世音観音像に刺さっていたことから身代わり観音と言われています。

病気平癒に御利益があります。今の私の健康状態は悪玉コルステロール値が高く、しかも高血圧で薬を処方してもらっており大切にお参りをしました。
本尊となる聖観世音菩薩像は昭和43年に盗難にあったそうで現在行方不明とのことです。
早く戻ると良いですね。


穴太寺には屈指の名勝庭園があり、座って静かな庭を見ていると落ちつきます。また庭の先には多宝塔が覗き時代が遡った気がします。
子供の頃、母に連れられ『東映まんが祭り』で上映されていた『安寿と厨子王』を見に行ったことを覚えていますがストーリィを忘れていました。穴太寺にゆかりがあることをネットで調べると幼き頃の記憶が若干甦ってきました。

安寿と厨子王丸の悲話の伝説に語られる厨子王丸肌守御本尊を祀られてます。 2人が山椒太夫に捕らえられ、過酷な責めを受けた時、その苦しみを代わりに受けてくださった仏様といわれています。 安寿が厨子王丸を逃がし都へ上る途中、厨子王丸をかくまった寺の一つが穴太寺だったといわれ、のちに、厨子王丸はこの肌守御本尊を穴太寺に奉納し供養したと伝えられています。
9月13日の初秋。
穴太寺の周囲には田圃があり、畦道には彼岸花が咲き栗の木には大きな毬栗が実ってます。

秋が進めば近くの”亀岡コスモス園”で賑わいがあるでしょう。

第二十二番札所 補陀洛山 総持寺

『おしなべて 老いも若きも 総持寺の ほとけの誓い 頼まぬはなし』

鶴ではなくカメです。
JR京都線のJR総持寺駅を下車し歩いて行けます。このJR総持寺駅は2018年に新規作られた駅です。
創建は奈良時代とされています。開祖は藤原山蔭とされています。
町の中の高台に仁王門が建っています。境内の真ん中に本堂が建っています。
カメに乗った観音様。カメの恩返し。以前、山蔭がカメを助けたら息子が淀川に落ちた時に大亀に助けられたという「亀の恩返し」で知られています。浦島太郎ではなく鶴の恩返しでもないカメの恩返しです。

御本尊は『千手千眼観世音菩薩』で御前立をお参りします。本尊は戦火で下半身が炭になりながらも容姿を保たれ「火防観音」とも崇められている。特徴は亀の上に乗られている。
◆池にカメが居ませ~ん。かわりに龍がいました。
龍が水面から顔を出し、火を噴いていました。カメは龍が住んでいるから逃げ出したのかな?。それとも冬眠しているのかな?。
1月中旬に参拝したら梅の花が一つ二つ咲いて、境内のカフェで寒さを吹き飛ばす暖かい”おぜんざい”を頂いて帰りました。
開祖は日本料理の四条流包丁式の創始で包丁塚があります。
1月18日に寒い日の参拝ですが、一輪の梅の花が咲いていて春が待ち遠しく、茶店『ポタラ』で温かい「ぜんざい」頂き帰りました。

第二十三番札所 応頂山 勝尾寺

『重くとも 罪にはのりの かちおでら ほとけを頼む 身こそやすけれ』

願い事を『ダルマ』に託しましょう。

山の中の箕面ドライブウェイの森林の中を走って行くと突如勝尾寺が現れます。

”勝尾寺”参拝者入口から入場すると目の前にポツンと山門が控えています。自然にさらされ色褪せた山門です。
創建は727年。山門をくぐると広い8万坪の境内が見渡せます。池の先には多宝塔や弁天島が見渡せ、大きな池に掛かっているお清め橋を渡ります。
清め橋を渡り終えると『知恵の輪』前に出ます。

『知恵の輪』
本堂をお参り、そのご加護を頂けてえから、この知恵の輪を歩きます。
歩き方は看板に書かれています。
入口から入り時計方向に石柱がある中心に向かって7周歩き、次に反時計回りに7周歩いて入口に戻ります。途中、石に座って瞑想するもよい。


更に参道を進むと石灯篭が並び石灯篭にはミニダルマが置かれています。
不思議に置かれいますが、落ちたりしたダルマは見当たりません。
本堂への参道脇に「三間の勝ちダルマ奉納棚」が設置されています。大小のダルマが所狭しと奉納されています。
『勝ちダルマ』勝ちダルマは、あれこれ色々とお願いするのではなく、ただ一つのお願い事に対してあなた自身が直接目を入れる大切なお守りです。
勝ちダルマ「人生のあらゆる場面で勝つ寺」と「七転び八起きの精神」を唱え信仰されています。
石段を何段も登り本堂にたどり着けます。

御本尊『十一面千手観世音菩薩』で毎月18日に厨子の扉が開き拝むことができます。

清和天皇の玉体安隠を祈って効験があったことから『勝王寺』の寺号を帝より受け賜わったことから『勝尾寺』となったと言われています。
そうすると吃驚!吃驚!境内に大きく鳴り響くお経が聞こえてきます。

本堂でお経を唱えている音声を参道横の木の陰などにスピーカが配置されそこからお経が聞こえます。

石畳の参道の脇には、石段の上、木の根っこ、小さなダルマが置かれています。
境内から望む茨木市の町が一望できます。

◆源平合戦の『一ノ谷の戦い』のあおりで焼失したとされています。しかし、源頼朝の命により再建。また、本堂と三門は豊臣秀吉によって再建されたものです。
8万坪の境内には多くの伽藍があり回るだけでも結構な距離を歩きます。健康維持のためにも参拝し手回るのもよいと思います。
境内の至ることろでダルマがかくれんぼしています。
滝の横、木の幹の間、木にとまる、湖畔にダルマ。
瓦の上、岩の上などは強風で転がらないのか心配です。

◆帰るときに、ダルマを購入し宝くじ当選を祈願し願いが叶うことを待っています。今でも本棚にダルマを置いています。




第二十四番札所 紫雲山 中山寺

『野をもすぎ 里をもゆきて 中山の 寺へ参るは のちの世のため』

宝塚の『紫雲山 中山寺』はなんといっても「安産の観音様」のお寺。

聖徳太子の日本最初の観音霊場と伝えられます。
山門がどっしりと構えている。山門を通ると長い参道があります。
石段の前に出ると右横にエスカレータがあり中段に出ますが、またエスカレータがあり楽々境内に出ることができます。..

◆豊臣秀吉が秀頼を授かって以来、安産のお寺として信仰されるようになった。また、源氏、豊臣家、徳川家など時代の有力者の信仰と寄進によって現在があり歴史的にも信仰が厚かったことが伺えます。
本尊は『十一面観世音菩薩』と左右にも十一面観音で合わせて三十三となり、ここをお参りすることで三十三霊場をお参りしたことと同じご利益が得られると言われます。

『紫雲たなびく』と紹介されています。これは念仏行者の臨終などにあたって、阿彌陀仏がこの雲に乗って来迎される。境内を見ると深い青色に塗られた五重塔は青龍塔と呼ばれ、まさに『紫雲がたなびている』と感じられます。
この五重塔は紫雲たなびくが如し、精悍な色合いで近代が感じられる。


◆聖徳太子と蘇我馬子の政争に敗れた物部守屋の霊を鎮めるために建立された説もありますが、蘇我一族と聖徳太子との関係が複雑で整理しました。
  ・聖徳太子の妻は蘇我馬子の娘
  ・蘇我馬子は聖徳太子の叔父
  ・聖徳太子の子の山背大兄王は蘇我馬子の孫の入鹿により自害に追い込まれた。(従兄弟同士)
  ・蘇我入鹿は大化の改新で暗殺されました。
日本の歴史を調べると興味津々なりさらに深堀したくなります。



 

第二十五番札所 御嶽山 播州清水寺

『あはれみや  あまねきかどの 品々に  なにをかなみの ここにきよみず』

播州清水寺も山寺です。麓から登山道があり自動車で登って行きます。勾配のある細い道路を登って行った先に広い駐車場に出ます。駐車場に接して仁王門が建っています。
1,800 年前の12 代景行天皇時代に天竺(インド)の僧が創建したと伝えられますが日本へ仏教が伝来したのは6世紀とされるので確かではありませんまた、播州清水寺は天台宗のお寺で京都の清水寺[778]は北法相宗で異なるお寺です。
仁王門を潜ると舗装された参道があります。200mほどの石垣の参道を歩き売店の横を更に歩くと放生池にでます。放生池の周辺は静かで心地よい風景をしています。
西国三十三所第25番目の札所は大講堂に祀られている『十一面千手観世音菩薩』で、放生池の横の石段を上った先に本堂の根本中堂があります。推古天皇の勅願所で627年に創建され大正6年に再建されました。

本坊入口横に京都清水寺創建者の坂上田村麻呂をモチーフにした看板が掲げられてます。
放生池を跨いだ対面に『大講堂』が建立されています。大講堂からは森林の緑が鮮やかに観賞できます。
「十一面観音」は、開山堂千人一刀三礼の秘仏で家内安全、心願成就の祈願です。
◆根本中堂の奥には「おかげの井戸」があり水面に顔を映すと寿命3年延びるとされているが干上がっていたのでご利益があるのか不安です。

◆大講堂左参道を下ったところに引退ポストが設置されています。ポストは赤茶色に錆びてポツンと立っているのにポエムを感じます。
境内の薬師堂は平清盛の継母『池禅尼』が創建し「12神将」が安置されています。
薬師如来の12の分身で、 (1)宮毘羅、(2)伐折羅、(3)迷企羅、(4)安底羅、(5)摩儞羅、(6)珊底羅、(7)因陀羅、(8)婆夷羅、(9)摩虎羅、(10)真達羅、(11)招杜羅、(12)毘羯羅